どんなに良い原料を使用していても焙煎後、時間が経過して、酸化したコーヒーではなんの意味もありません。 焙煎され組織が壊されたコーヒーは空気中の酸素と反応して盛んにガスを発生します。

これがコーヒーの味や香りの元になります。 このガスの発生が完全に終わってしまうと酸化した古いコーヒーとなります。 コーヒーは常温ですと豆の状態で約2週間、粉ですと約5日で風味が極端に落ちてしまいます。

やなか珈琲店では煎り豆の在庫はしておりません。全て生豆からお選び頂きます。 ネットでご注文の場合も店頭での販売と同じように、ご注文頂いた商品ごとに最低100gから焙煎致しますので、 全ての商品を焙煎したての新鮮な状態でお手元にお届けします。

あらかじめ数種類の産地の豆を配合したものが(ブレンド)数種類。 産地の豆そのままのもの(ストレート)が30種類弱あります。(*それぞれ豆の入荷状況により変わります。)

まずどのコーヒー豆を選んだらよいか分からないと思われるお客様はやなか珈琲オリジナルブレンドからお試しください。 下記にあります「ロースト別味覚表」のそれぞれの味の傾向をご覧いただき、お好みのロースト番号を決めてください。

ブレンドの一覧ページはロースト番号別に分けてありますので、その中からお好きなブレンドをお選びください。

産地別の味の特徴

ストレートの味は下記のように産地ごとに傾向があります。
*分かり易さを重視した為、必ずしも当てはまらないものもあるかと思います。その場合はご容赦くださいませ。

ブラジル
中庸な味が特徴で、浅煎りから深煎りまでそれぞれまとまりのある味となります。強い酸味や癖が少なく飲みやすい味。

コロンビア、ペルー、ボリビア、etc
各生産国の中でも最も産地の標高が高く、しっかりとした力のある豆が多い。 深めのローストでココアのような甘味と濃厚なボディが味わえます

中央アメリカ

グァテマラ、ニカラグア、コスタリカ、etc
標高の高い産地が多く、豆が硬く重みがありしっかりとした酸味とボディが特徴。 酸味はローストを高めると甘味に変わりリッチな風味になります。

カリブ地域

ドミニカ、ジャマイカ、キューバ
大柄で癖のないスッキリとした味。浅煎りで柔らかい香りが特徴で、 深煎りでもしっかりとしたコクがあります。

アジア・オセアニア

インドネシア、etc
酸味が少なく、まったりとしたボディと紅茶のような香りが特徴。個性的でまとまりのある味。

タンザニア、ケニア、etc
標高はそれほど高くないが切れのある酸味を持った豆が多く、 やや深煎りで豊かなボディとハーブのようなアフターテイストが特徴になります。

イエメン、エチオピア
モカの名で知られるこの二国は、非水洗系の豆にワインのような独特なフレーバーがあります。 水洗式の豆はスッキリとした酸味と香ばしい後味。

ご注文ごとに焙煎致しますので、焙煎度合いを浅煎りから深煎りまで7段階で自由にお選び頂けます。 コーヒーは同じ豆でもローストの深さで味が大きく変わります。

たとえば普段ちょっと酸味があって飲みにくいといった印象をお持ちの豆でも、 少しローストを深めにすることで、酸味がコクと甘みに変わり、グッと飲み応えのあるコーヒーに変わることがあります。 色々試してみたいと思われる方はぜひローストの違いによる味の違いを試してみて下さい。

*ブレンドの場合はおすすめローストNoを味の基本としておりますので、他の焙煎度合いをご希望の場合は、 2回目以降のご利用をおすすめいたします。

ブレンドから始まって、各生産国の味の特徴やローストの違いによる味の変化まで把握できれば、 もう難しい理屈やブランドイメージはあまり意味が無いことに気づくはずです。

コーヒーは飲んで楽しむもの。 繰り返し色々な味に接すれば、どんどんコーヒーの理解が深まってこれであなたも「コーヒー通」です。